※学習タイムとは、英数国理社など教科の学習以外にも机で静かにできること(絵、編み物、読書、工作、タイピング練習など)ができる時間です。
私は中3の秋からゆうがくに通い始めました。その時OD(起立性調節障害)を患って、どうしても朝早く起きられなくなっていたこともあり、元々通っていた中学校の朝礼に間に合う時間に登校できなくなっていました。
そんな時、両親が紹介してくれたのがフリースクールゆうがくでした。
学校より登校時間が遅く、自習形式なので自分のペースに沿った学習ができるということで、夏休み明けに一度も学校に行けていなかった私は、両親と相談して体験授業を受けることにしました。
体験の中で私と同じように学校に行けていない人が他にもいることを知り、自分だけが不登校で悩んでいるわけではないと実感して安心しました。
家族やお世話になったカウンセラーの方などに「他にも悩んでいる子がいる」という話は聞いていたのですが、実際にそのような人に会ったことがなく、どこか疎外感を感じていたのだと思います。何度か試しに行ってみた後、ここでなら通えそうと感じて、ゆうがくに正式に入りました。
ゆうがくでは自主勉強以外にも、放課後のフリータイムやボルダリング、季節ごとの行事などを楽しむことができました。
放課後には友達と一緒に人狼やボードゲームをしたり、クリスマスなどの大きな行事では教室を飾りつけてパーティーを開いたりと、フリースクールならではの日々の楽しみ方を見つけられたのは大きかったと思います。
また、ゆうがくが通信制高校であるさくら国際高等学校東京校と提携していることで、馴染みのある友達とそのまま同じ学校に通えることになり、新しい高校での生活も楽しみになりました。
今、その学校で楽しい学校生活が送れているのは、ゆうがくに通っていたおかげです。
ゆうがくは自分のペースで遊んだり学習できる場所です。ゆうがくに初めて来る人はとても不安だと思います。だから最初は午前中だけ、朝起きるのが苦手な人は午後だけという通い方もできます。
私も最初は一日中ゆうがくにいるというのは大変だったので、午前中だけ通って、それから少しずつ通う時間を増やしました。
また、学習も好きな時に好きな教科の勉強ができます。
例えば今、中学3年生だけれど、中学1年生の勉強が分からないという人は中学1年生の勉強をすることができます。
逆に中学生だけれど高校生の勉強をするということもできます。
また、学校の勉強に飽きたら、他の勉強ができます。私は勉強に疲れたらパソコンの勉強や絵を描くなどしていました。このようにゆうがくでは自分の体調に合わせて学習のペースを調整することができます。
それにゆうがくでは校外学習に行ったり、調理自習をしたり楽しい行事がたくさんあります。
特に私はボルダリングが物凄く楽しかったです。
運動が得意な人にはもちろん、運動音痴の人にもおすすめのスポーツです。
課題をクリアしたときの達成感がたまりません。
他にも中国武術というのもあるので運動が好きな人はぜひ体験してみてください。
ゆうがくに初めてくる人はとても不安だと思います。
でも最初は誰だって不安なので心配はいりません。
私も最初は不安でした。
でも最終的には友達もできてゆうがくに通うのは楽しかったです。
ゆうがくは早く帰ったり遅く来たりしても誰にも怒られることはありません。
ゆうがくは自分のペースで好きな日の好きな時間に通って好きな学習をすることができるので、安心して遊びにきてみてくださいね。
私は、大学1年生から”ゆうがく”でボランティアをはじめ、今年で4年目になります。
授業の兼ね合いもありますが、週に1回のペースで活動しています。
ボランティアの内容は、主に2つです。1つは、学習時間や校外活動の際、先生のサポートです。ちょっとした声掛けや学習のお手伝い、外に移動する際の引率などをしています。もう1つは、休み時間や放課後、子ども達に混ざって一緒に遊ぶことです。トランプやボードゲーム、卓球といった様々な遊びをしています。子ども達と色んな会話が生まれる場でもあり、より子ども達の事を知ることのできる活動だと思っています。私個人としても、子ども達ととても楽しい時間を過ごせているので大好きな活動です。この他にも、高校の事やそれ以降の進路の相談を受けたりもしています。ゆうがくに通う子ども達は、それぞれ素敵な個性をもっています。だから、登校している子どもによって毎日違った雰囲気になるな~と思います。しかし、いつ来ても誰に対しても優しさ温かさがあり、過ごしやすい雰囲気はいつも変わらないなと思います。私はそんな”ゆうがく”が大好きです。
気になる人は、ぜひ一度お越しください。待っています。